KEYWORD
P&Gのファイナンスは日本語名では「経営管理部」にあたります。ファイナンスというと経理・財務等の印象をもたれるかもしれませんが、P&Gファイナンスはそれだけにはとどまらず、企業価値をいかに最大化していくかという経営者視点が求められる職種です。P&Gファイナンスの特徴をより具体的に、以下のKeywordから見ていきましょう。
①圧倒的な成長環境
● 若手の裁量権
ファイナンス部門は1年目から所属する事業部のCFOとして、常に経営者視点での戦略立案を求められ、事業部のリーダー等、年次・役職がはるかに上の人と直接働く機会の多い部門です。他部署や経営陣からニーズ・情報を引き出し、説得するための交渉力・リーダーシップ・プレゼン能力など、ビジネスパーソンとしての基本能力を最大限成長させることができる環境にあります。非常にチャレンジングですが、大きな裁量権を与えられる仕事とトレーニング、また上司や先輩からのアドバイスを通じて得たスキルを活用し、優秀なファイナンスマネージャーとしてキャリアを確立していきます。
● グローバルな環境
ファイナンスは、ブランド・国を越えた包括的な視点でビジネスを考える仕事であるため、海外で働く機会も豊富に存在します。日本のP&Gファイナンス出身で、現在はシンガポール、中国、南アフリカなどの海外オフィスで活躍している人も多くいます。加えて、アジアの新入社員が一同に介して行うトレーニングを始め、海外で行われるトレーニングも数多く存在するので、世界中のファイナンス社員とつながりを作り、学びを共有することができます。さらに、日本オフィスにも多くの海外からの優秀な人材が集まっており、1年目から外国人の上司を持つケースも非常に多いです。こうした環境こそが、日本という枠にとどまらず世界中どこでも活躍できるリーダーの輩出を可能にしているのです。

中杉 康仁

東京大学 工学系研究科 卒業
2017年入社

日本でブラウンの経営管理を担当しています。学生時代に海外経験がないながらも、インド人の上司のもと、海外のブラウン本部を含めた世界中の人々と働くという、入社前では考えられなかったグローバルな環境で働いています。1年目からさまざまな経営陣との会議に招集され、フランクフルト・アテネ・ジュネーブ・マニラと数多くの海外出張を経験しました。年次や役職にとらわれず、データと論理を駆使しながら経営陣と対等に議論を行い、ビジネスの意思決定を行う過程で、ファイナンスとしての大きなやりがいを感じています。このように若いうちから大きな責任・裁量権を持つチャレンジングな環境で、多くの壁に直面しながらも、上司・先輩・チームメンバー等からの多くのサポートを受けながら、日々成長を実感しています。

②多角的な経営者視点
ファイナンスでは仕事内容が非常に多岐にわたり、包括的な視点でビジネスを理解することができます(Career Path参照)。どの仕事においても、俯瞰的な視点で全体像を理解し、持続的なビジネスモデルを構築していく力が求められています。
● ポートフォリオ・マネジメント
ファイナンスには、ブランド、国の枠を飛び越え、事業部全体さらには会社全体として収益性を高めることのできるポートフォリオを構築することが求められています。既存ブランドの拡販、新ブランドの市場への導入をはじめ、M&Aなどによる新規事業への参入、また時として売却や撤退なども考慮にいれながら、収益性を高める事業戦略を練る。ファイナンスでは、まさにビジネスのダイナミズムを味わうことができるのです。
● バリューチェーンを踏まえた全体最適
ファイナンスは「他の全ての部署のことを2番目に知っていなければならない」といわれる部署でもあります。それはファイナンスとして、商品の研究開発から生産・販売されるまで、ビジネスに関わるすべての“バリューチェーン”を包括的な視点で捉え、会社全体として収益性を高めることのできるビジネスモデルを構築していくことを目指しているからです。そのため、ファイナンスは毎日多くの部署の人と一緒に仕事をする中で、各部署の個別最適ではなく俯瞰的な視点で全体最適を達成し、企業価値を最大化していくことが求められています。

佐久間 彩花

東京大学 経済学部 卒業
2012年入社

私は現在シンガポールで、パンパースの日本とインドネシアの中長期戦略立案に携わっています。チームの中でファイナンスに期待されている役割は、(i) 事業の短期及び中長期の財務目標を明確に示すこと、(ii) 目標を達成する上でのリスクを包括的な視野で先に洗い出し、戦略立案に組み込むことだと思います。特に(ii)について、ファイナンスは製造から販売までの全ての工程を俯瞰してみることができる立場にあるので、競合及び自社、消費者の分析を通じて、目標達成のためにするべき事や、限られた資金の投資優先順位づけを決定するといった議論を、各々の専門知識を持った複数の部署により構成されるチームの中でリードしていくことが期待されています。

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