先輩社員について

世界に飛び出して学んだ技術で、今は世界の工場づくりの指導者に
世界に飛び出して学んだ技術で、今は世界の工場づくりの指導者に

世界に飛び出して
学んだ技術で、
今は世界の
工場づくりの
指導者に

松山 精二

Matsuyama Seiji

明石工場 Technical Support Group スタートアップリーダー
神戸市立工業高等専門学校 機械科卒
1992年入社

世界中から機械の情報を集めて発信する、明石発の「匠」

新製品を作る機械の導入を担当するようになって18年。今まで新しいラインを数多く作ってきました。現在明石工場に入っている紙おむつの製造ラインを導入したのも私なんですよ。

新しい機械を導入する難しさは、既存製品のラインと違って参考になるデータがないこと。既存の機械なら、故障の傾向についてもデータがあり、そのための対策もできます。しかし、新しい機械にはデータが全くないため、1回目の故障こそが学びのチャンス。ここで学ぶことを怠ると、2回目の故障が起こってしまいます。そこで、故障が起こったときには、世界中で同じ機械を使って製造をしている紙おむつ工場にすぐ連絡し、過去に同じような故障が起こったことがないか情報収集して、その後の改善につなげてきました。さらに、集まった有力情報はこちらからも世界中に発信。これを繰り返しているうちに、いつのまにか自分の周りに情報が集まるようになり、今では世界のP&G工場でちょっとした有名人になってしまいました(笑)。

現場体験を原点に、失敗から学び、人を巻き込むことで成長

私は高専の機械科で学んだあと、建設機械の会社に3年勤めてP&Gに入社しました。製造現場のオペレーターを3年経験し、その後は製造現場をサポートする生産技術という部門で既存の機械の改善を担当、その後、世界の工場の標準化のタイミングで今の部署に移ってきました。

標準化というのは、それまで各国で違った製造機械を、世界共通の機械に揃えること。明石工場でも機械を入れ替えることになり、その仕事を担当することになったのです。最初は一人でドイツに行き、標準機械の使い方を学ぶところから。このときにコミュニケーションに苦労した経験から一念発起して英語も勉強。今では週に2回、世界中の技術者と英語で電話会議をするまでになりました。

そんな今の自分を支えているのは、やはり最初の現場経験。自分たちが何をどう作っているのかがわからなければ、今の自分はありません。その後、既存の機械の改善、新しい機械の導入とキャリアアップしていきながら、常に意識してきたのは「失敗から学ぶ」こと。そして人を巻き込むということ。人間、どれだけ知識があっても、一人でできることには限りがあります。周りの人に協力してもらえば思いもつかないような仕事ができることも身をもって感じてきました。

ルールで縛らず、意欲に応える環境がある

もう一つ思い出に残っているのは、5年ほど前に手掛けたインドネシアの工場立ち上げです。標準機械による製造技術はすでに概ね確立していたので、中心になったのは現地のスタッフにP&G社員としての技術や心構えを植え付けること。意欲的なインドネシアの若者に、自分が培ってきたやり方や考え方を伝えられたのは、とても印象的な経験でした。

P&Gの魅力は、ルールで縛るのではなく、原理原則さえ踏まえればあとは任せてくれること。そして社員の希望を聞いてくれること。私自身、生産技術の仕事は自ら志願したものでしたが、自分で学び、考え、提案し、巻き込み、達成する。そうやって重ねた経験もまた、今の自分には不可欠なものです。

我々が作っているのは日常生活の中で必ず目にするものばかり。だからこそ、でたらめな品質では許されません。そして、高品質な製品を作るためには、機械の知識や製造のノウハウだけではなく、学習意欲、達成意欲そしてチームワークが不可欠です。我こそは「世界を渡る次世代の匠」を目指したい!という学生のみなさんにお会いするのを楽しみにしています。